【先天性心疾患】誕生〜BTシャント手術前(生後10日まで)
BTシャント手術まで
生後0日
・spo2 :95前後
・動脈管開存状態を維持するため、プロスタグランジン点滴を開始
生後すぐ色々な検査をし、診断名が確定しました。
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生まれたその日はやっと会えた喜びで心疾患に対する不安は吹っ飛び、とにかく嬉しかったです。
生まれてすぐ大きな泣き声も聞けて顔色もや赤ちゃんにしては赤くないかな?くらいで、特段具合が悪そうには見えませんでした。
顔にチューブや呼吸器がないのはこの日だけだったので、もっと写真を撮っておけばよかったと後から何度も思います。
生後1日
・胃の消化機能を確かめるため、ミルクは口からチューブで送る
・消化機能は問題ないことがわかったため、口からミルクを飲めることになる(3時間ごと、規定量を飲めない場合は口からチューブで胃へ)
・鼻から空気を送り圧をかける呼吸サポート開始
鼻からの呼吸サポートの装置を支えるために帽子を被っていて、はっきり見えるのは目だけでした。
昨日は何もなかった顔まわりに色々付いていて、この子はやっぱり医療の助けが必要なのだと実感しました。
それでも我が子が可愛くて産後ハイなのか特に悲しみもなくその姿を受け入れられました。
生後3日
・点滴の効きが良過ぎて、動脈管が太く肺血流が多くなっているため、鼻から窒素を送り低酸素状態にする治療を開始
・spo2 78〜90
生後4日:BTシャント手術日決定
・動脈管が太く、肺に血が流れ過ぎているため、心臓への負担が大きくなっている
・点滴での調整は不安定であり、維持するのが難しい
・体重もある(3,200g)ので手術を先延ばしにするメリットもそんなにない
生後11日で手術をすることが決まりました。
正直、手術はまだ先のことになると思っていたので、手術決定に戸惑いました。
産後の情緒不安定もあり、涙が止まりません。
でもこの子が生きる為に乗り越えなくてはいけない手術です。
先生を信じ、我が子を信じます。
生後5日〜生後10日
・状態は安定している、引き続き鼻から窒素を送り低酸素状態に
・ミルクの飲める量が毎日増えていき、手術前日には1回40cc飲めるように(3時間ごと1日8回哺乳瓶から飲む)
私だけ退院する日が来ました。
入院中は会いたい時にNICUへ行って会えていた可愛い我が子。
一緒に帰れない寂しさでまた涙が止まりません。
(産後は自分でもびっくりするくらい涙もろくなり…妊娠中には心疾患であることを自分なりに受け入れたつもりでしたが、事あるごとに涙してしまいました…)
手術までの限られた時間、毎日会いに行こうと意気込んでいましたが、
産後の傷の痛みと身体の疲弊でとても毎日通うことはできませんでした。
手術前日は近くのホテルに宿泊し、時間目一杯面会して、たくさん抱っこすることができました。
一緒に頑張ろうね。
絶対に乗り越えようね。
一緒におうちに帰ろうね。
何度も何度も話しかけました。
生きるために手術をすると分かっていても、やっと出会えた赤ちゃんを手術に送り出すのはとてもとても怖かった。
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#シャント手術