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りこめも

おちび(5才)の子育て記録。その他雑記。

出産記録(第二子:早期胎盤剥離→緊急帝王切開)

先日、無事に第二子を出産しました!

予期せず、また少し変わった経験になってしまったので、ここに記録しておこうと思います。

 

初めましての方もいらっしゃると思うので軽く自己紹介☺︎

 

結婚6年目、育休中

 

長男

2018年生まれ

先天性心疾患、生まれつきの心臓複雑奇形

幸い、妊娠中に見つけて頂き、心臓手術に強い病院へ転院&出産、3度の手術を乗り越え今は元気な可愛い男の子

 

次男

2021年生まれ

妊娠経過は問題なし、今回の主人公

 

ことの始まり

出産予定日前日の朝、ピンクのおりものを発見。

早朝から前駆陣痛らしきものが10分〜15分くらいの間隔であり、ついに来たと思いました。

午前9時を過ぎたところで一旦病院へ電話をします。

帰されることを恐れた私はもう少し自宅にいると伝えて、2時間後に再度電話をすることになりました。

午前11時、陣痛間隔は変わらず、1時間に4回程。再度電話をして様子見に。

 

早く産みたかった私はバタバタ家の片付けやら冷蔵庫の片付けやらをしてたくさん動きました。

 

11時台→5回

12時台→5回

13時台→6回

14時過ぎ、10分間隔になったので病院へ再度電話。タクシーで向かう。

 

入院決定

病院へ到着し、しっかりとした張りが10分間隔であることを確認。入院することに。

LDR助産師さんに教わったバランスボールなどをしながら、待機する。

子宮口はまだ2cm…

 

進まない陣痛

その後10分間隔で張りがあるものの、なかなか進まず、、

LDRで夕食を取り、NSTをして、変わりなさそうなのでシャワーを浴びに病室へ移動することに。

痛みのレベルはどんどん強くなってるが、間隔が縮まず…

14時台〜20時台まで1時間にほぼ6回。

 

不穏なおしるし

21時、真っ赤な色の10cm弱の塊が出る。

すぐナースコールを呼ぶが、おしるしでいいでしょうとのこと。

進んでるのか?!

 

強くなる痛み

22時台には陣痛が来ると歯を食いしばるような痛みに。

そしてやっとNST

23:40 NST開始、心拍120〜130、張り7分〜12分

 

急転直下、胎児心拍低下

0:30 心拍低下 7〜8分間100台に

助産師さん、医師など5,6名わさわさと集まってくる様子から只事ではなさそうな感じが伝わってくる。すぐに酸素マスクを装着される。

「酸素10リットル!」

長男が心臓病で赤ちゃんの頃から酸素はお友達のように使ってきたので10リットルが普通ではないことがよく分かる。

嘘でしょ…頑張って…赤ちゃん。

「心拍戻りません!四つん這いになって!おしりを振って!」

!?四つん這いでおしりを振る??

大変な状況なんだけど、とてもシュールな光景。一生懸命おしりを振る。笑

この時、臍の緒の位置をずらすべく、体制を変えたが一度130に戻りまた低下、心拍戻らず、お腹が硬い所見、早期胎盤剥離疑いと判断されたらしい。

痛みが続き、意識が朦朧としてきた。

陣痛の波はあるものの、1回の陣痛がお腹の張りを示す波形よりも長い。毎回5分くらい強い痛みが続く。

「そうはく?手術室?LDR?」

相談している声が聞こえる。

変わらず5,6人に囲まれ、おしりを振る中、担当助産師さんはつきっきりでモニターの位置をずらして、心拍が戻らないか試している。

「麻酔科電話して!小児科電話して!

手術室予約!」

 

緊急帝王切開にて誕生

0:48 手術室行き決定、子宮口8センチ

ベッドごと移動しながら、「赤ちゃん元気ないので緊急帝王切開をします」と言われ頷く。

手術となると恐ろしい言葉がたくさん並んだ書類にサインをしたり、もちろん家族への連絡も必須のはず。

その気配さえなく、手術室へ急ぐのはよっぽどのことなんだろう。。

帝王切開か。怖いな。

長男は心臓の手術で胸を3回切っている。

私も頑張れる。大丈夫。大丈夫。

心の中で唱える。

 

手術室にはたくさんの人がいる。

よくドラマで見る光景。天井が眩しい。

あれ?私死ぬのかも。と初めて本気で思った。

「いーちにーのさーん」

手術台に移動。

「子宮口8cm開いているので、吸引してみます。はい、いきんでー」

3回程全力でいきむも全く出る気配なし。

帝王切開に切り替えます!」

ここで全身麻酔のため意識を失いました…


手術室にて、また一度心拍130に戻る、子宮口8センチ、吸引分娩→うまく行かず、心拍70に、緊急帝王切開となったそうです


1:03 誕生、出た瞬間、お腹の上で大きな産声をあげる

 

うっすら目を覚ます。

ベッドで移動している。右上に夫の顔が見える。

生きてる。涙が流れた。声が聞こえる。

「赤ちゃん産まれました。元気ですよ。」

また急激に眠くなり意識を失う。

 

 

当直の先生の話

途中までは前駆陣痛の波形で、LDRではなく部屋に案内した

通常剥離が多いのは30週くらい
40週前後では珍しい

110以下の徐脈が続き、早急に赤ちゃんを外に出す必要が出てきた

剥離が始まったくらいに気付いたから相当速く対応できた
自宅だったら赤ちゃん助かるか五分五分だった
8cmまで開いてて経産婦ということもあり

吸引を試みたが出なかったので
緊急帝王切開に切り替えた
輸血するかしないか微妙なところ、輸血してもいいと思っている

 

主治医の話

結論、病院にいてもらっていてよかった
家だったら、赤ちゃんもお母さんの命も危なかった
典型的な早期胎盤剥離は剥がれた血液の塊に引きづられて剥離が急速に進み、出血多量になる
今回は血液の塊が下に溜まっていたから出血多量にならずに済んだ(それでも1.2リットルの出血…手術中に0.7、病室に戻ってから0.5)
産後、少し血液凝固が遅かった、これは典型的な早期胎盤剥離の症状の一つ

 

私からの質問

あの痛みは本陣痛だったのか?
→剥離によって内圧が上がり、急速に子宮口が開いたと思われる

 

 

出産は命懸け

当時の記録をもとに書きおこしたらこんな長文になってしまいました💦

 

早期胎盤剥離の原因は分からないそうです。

0.5%〜1%の確率で誰にでも起こりうるとのこと。

周産期合併症の中で最も母体死亡率の高いものらしいです…

 

とりあえず言えることは、

生きててよかった。2人とも。

 

大変なことになったけど、予測できないことなので、タイミングがただただラッキーでした。

大きな病院にして良かったし、入院させてもらえてて本当に良かった。

 

ベビちゃんは強運だね

元気に生まれてきてくれてありがとう

たからものが2人になりました

すくすくそだってね

だいすきだよ