フォンタン手術前 カテーテル検査
カテーテル検査スケジュール
カテーテル検査は2泊3日の入院で実施されました。
1日目:採血、心電図、レントゲン、CT、エコー
1日目は立て続けに検査。
採血とともに点滴のルートをとるのに大泣き。
30分以上かかり、目がボクサーみたいになる。
まだ1才、自我が芽生え始めて、表情も豊かになって、
言葉は話さないけれど、自分の思いは強くある。
痛いものは痛い。嫌なものは嫌。我慢はできない。
ひたすら拒否!嫌!泣く!
術後の入院ももちろん大変だけど、
予定詰め込まれた検査入院はなかなかハードワークです。
まさかの造影剤漏れ
そんなこんなで散々な思いをして、やっとこさ点滴のルートがとれました。
それが、まさかの、、CT中に漏れてることが分かり、終了。
(結果、CT撮れず)
なんか今回異常に泣くなぁと思ったんです。
顔にも赤いホクロみたいなのが5,6カ所出現しちゃってさ…
あああ…なんと言葉にしたらいいのやら。
医者も人間だものね。失敗する事もあるよね。
(自分にメモ。採血にやたら時間がかかった時はよく観察した方がいい。泣きすぎも何か原因が隠れてるかもしれない。気付いてあげられるのは親だけ)
漏れた造影剤でパンパンに腕が腫れちゃって、
一部色も変になっちゃって…手の甲には大きな水ぶくれ。
夜には手首のシワからも滲み出てくる。
命にかかわるミスではないけれど、、
結局反対の手でやり直したので、
両手包帯ぐるぐるになって大変だったね。
がんばったのにね。
気付いてあげられなくてごめんね…
2日目:カテーテル検査
○9時 食事止め(検査6時間前)
○12時 水分止め(検査3時間前)
○14時45分 カテーテル検査室へ
○16時30分 病室へ戻る
○19時10分 麻酔から目覚める
○19時40分 主治医からのお話
○23時50分 脚の固定が外れる(23時予定が寝てたのでこの時間に)
今回はギリギリまで離乳食を食べさせることができたこともあり、絶食はそれほど辛そうではなくてよかった。
14時過ぎに眠る薬を飲み、眠った状態で検査室へ運ばれました。
両親は病室で待機。
2時間ほどで無事戻りました。
今回は太ももと首からもカテーテルをいれました。
首からのカテーテルを入れた直後から呼吸状態が悪くなったらしく部屋に戻ってからもゼロゼロ気管支(?)から音がしていて、横向きに寝かせられて、酸素マスクをした状態で戻ってきた。
後述するが、この呼吸状態の悪化が検査結果にも影響した。
起きた後は水分を吐かないかの確認で20ccを無事に飲み、呼吸状態もいつのまにか落ち着いた。
その後機嫌が悪く、ベビーカーで病棟を徘徊したり、抱っこしたり、授乳したりを数回ローテーションして無事眠りについた。
検査結果
(開窓)フォンタン手術可能
○右室機能→良好
○肺動脈→十分な太さ
○三尖弁逆流→軽度
○大動脈弁逆流→なし
○側副血管→動脈にあり(静脈はなし)
○肺動脈圧→(目標が15以下のところ)15〜18
これは首からのカテーテルで呼吸状態が悪化している状態での数値なので、実数値よりは高いと推測されるとのこと。
(首からカテーテルを入れる前に太ももからのカテーテルで測った推定値は9〜12)
呼吸状態が良くなかったとはいえ、肺動脈圧に不安があるので開窓フォンタン手術となるとのことでした。
開窓(穴あき)フォンタンか…
あくまで私のイメージですが、、フォンタン=最後の手術=spo2 100!
みたいな感じだったのです。
もちろんフォンタン手術は普通の人間の循環ではないのでゴールではないこと、他臓器に負担をかけるので術後長期的な管理が必要なことも知ってはいたけれど、、
目先のチアノーゼをなくしてあげられないという現実に少し凹みます…
ただ開窓にすることで肺に流れる静脈を心臓に一部逃がすので、肺動脈圧が下がり、他臓器への負担を減らせるらしいのです。
長期的に見ればこの方がいいのかなと思ったり。
まだ1才0ヶ月、ブログとかを見てるとフォンタン手術適応にはかなり早いタイプなんだろな…
(手術は1才2ヶ月か3ヶ月になりそう)
早いことがいいことなのかは誰にも分からない。
けど今フォンタン適応と判断してもらえたのだから、進むしかないよね。
早く終わってほしい気持ちもあるけれど、やっぱり手術は怖いなぁ…
最近はバイバイとかはーい🙋♂️もできるようになって、可愛さが増すばかり…
(新生児の時からずっと可愛いが増してくんだけど、一体どこまで可愛いくなるのだろう…恐るべし親心。)
いよいよフォンタン。
可愛いおちびが生きるために必要な手術。
絶対に成功して何不自由ない生活を送る。
一緒に頑張ろうね。
どうかどうか何のトラブルもなく、手術大成功、術後もスムーズに循環が安定しますように。