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りこめも

おちび(5才)の子育て記録。その他雑記。

【先天性心疾患】胎児の心臓に異常が見つかったときのこと①(胎児エコー スクリーニング検査)

8か月の終わり(31W)の検診で心臓疾患が見つかり、大学病院へ転院することになりました。

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心臓が見えにくい

今思うと、6ヶ月の検診も7ヶ月の検診の時も先生は「心臓がよく見えないなぁ」と仰っていました。

「部屋は4つありそうだけど…うーん、赤ちゃんの体の向きによって見えないことはよくあるので、また次回よく見てみましょう。順調ですね。」という話でした。

 

この時は胎動も激しいし「よく動く子なんだな」くらいにしか考えていませんでした。

 

そして8ヶ月の終わり(31W)の検診で「この機械だと心臓がよく見えないので、胎児スクリーニング検査を受けましょう」という話になり、3日後に検査を受けることになりました。

通っていた病院は大学病院ではないですが、地域で一番大きなNICUのある総合病院だったので、すぐ検査の予約を入れてもらえました。

 

 

根拠のない自信

この時もまだプラス思考で

「よく見える機械で見てもらえるなら、問題ないことを確認してもらおう。4Dエコーだと赤ちゃんのお顔もよく見えるかな」

くらいにしか考えていませんでした。

 

年齢も高齢ではないし、両家とも長生きで私たちも健康体そのものだったので、特に心配する要素はありません。

それに今回の妊娠はかなり初期にわかったので、お酒はもちろん飲んでないし、食事にも気をつけていたので根拠のない自信がありました。

 

 

生まれてすぐ手術が必要な心臓の難病

そして検査当日、1時間にわたる丁寧なエコーの結果、先生からお話がありました。

 

お話の内容は下記の通りでした。

・心臓の疾患がある

・残念だけど、この病院で産むことはできない

・赤ちゃんが生まれてから治療が必要になるから、お腹にいるうちに転院して、生まれるまで継続して診てもらえる病院に紹介状を書く

 

・赤ちゃんはお腹にいる限りは大丈夫

・今まで通り普通の妊婦さんとして過ごしていい

 

・診断名は専門医ではないから出せない

・詳しくは転院先で出してもらってほしい

 

専門医ではない先生の見解は

『両大血管右室起始症』と『三尖弁閉鎖症』

・ただこの2つが合併していることを先生は見たことがないから間違っているかもしれない

・大動脈がすごく太く肺動脈がすごく細く見える

・大血管系に異常があることは間違いない

 

・生まれてから数回、手術が必要になると思う

・オリンピック選手にはなれないけれど、手術すればちゃんと生きていける

 

・赤ちゃんは少し大きめで順調に発育している

・羊水の量も問題ないし、心臓以外の異常は見当たらない

 

 

優しくゆっくりとお話してくださいました。

 

話を聞いている途中から、聞いたことのない病名に、産まれてすぐ手術が必要なことに涙がこみ上げてきて止まりませんでした。

 

 

家に帰ってご飯も食べず、たくさん調べました。

どちらも難病指定されている病気でした。

たくさん泣きました。

お腹の赤ちゃんは元気に動き回っていて、

「お母さん泣かないで。僕は元気いっぱいだよ。」と言われている気がしました。

 

 

専門医ではないと言っていたし、少しでも軽いといいな、と1週間後の大学病院の診断を待ちました。

 

それと同時に今赤ちゃんのために出来ることは何だろうと考えた時、私たち夫婦が赤ちゃんのために最初にできることは病院選びだと思いました。

少しでもいい先生に診てもらうために、紹介された大学病院以外にもセカンドオピニオンを受けることに決めました。


 大学病院での診断とセカンドオピニオンのことは次の記事に書きます。

 

rikomemo.hatenablog.com

 

 

 #胎児エコー #先天性心疾患 #両大血管右室起始症 #三尖弁閉鎖症